重金属としてのウランがDNAを変異させる

DU

参照元:http://www.upi.com/SecurityTerrorism/view.php?StoryID=20060410-112636-2102r

        • -

DNAへのウランの影響に関する新研究

アリゾナ州フラグスタッフ,4月10日(合同国際通信社) -- 北アリゾナ大学の生化学者と彼女の生徒達は，ウランがその放射能特性とは無関係に，重金属としてDNAを損傷する可能性があることを報告した．

彼らの研究は，軍事兵器の要素としての劣化ウランの研究にとって重大な関わりがある．

「Phys.org」の報道局は4月7日に，スターンズと彼女の生徒達は，細胞がウランに曝された際にウランがDNAに結びつき，ウランが細胞のDNAコードを変えて細胞が変異する可能性があることを発見した最初の研究者であると報じた．最終的には，影響を受けたDNAは異なるタンパク質や誤った量のタンパク質を生産し，細胞の成長に影響を与え，一部の細胞をガン細胞へと転移させる可能性がある．

放射性金属としてのウランがDNAを損傷する可能性は長い間科学者らに知られてきたが，スターンズとその共同研究者らはウランが放射能特性とは独立して，重金属としてもDNAを損傷する可能性を発見した．

このグループ研究の結果は最近の「Mutagenesis and Molecular Carcinogenesis journals(変異生成，分子的発癌ジャーナル)」で刊行された．

        • -

訳/ Hiroshi Fujimura