2006-02-17から1日間の記事一覧
著者は私財を投じて無言館を建てた人物.画家の野見山暁治とのエピソードも記され,無言館創設に関わった人々の思いが伝わる.無言館の話を持ちかけても,絵画を手放さない遺族の話など,印象的な場面が多い.戦後今日に至るまで,戦死した画学生の絵画が公…
総中流社会とよばれて久しい日本も,次第に階層分化が進んでいる.というより,総下流化現象が起きている.著者はパルコでマーケティング情報誌の編集者を経たマーケティングのプロで,データを柔軟に援用して論を展開してゆく.まだ個性や自分らしさといっ…
さおだけ屋に触れるのは冒頭のみ.副題のとおり身近な疑問を会計学的観点から解いてゆく.字の大きい新書.
光州事件は,民主主義の大きなターニングポイントだった.盧武鉉政権の進める過去の清算は,韓国民主主義が新しいステージに移るために必要不可欠なステップとされている.顧みて日本は,精算に二の足を踏んでばかり.
受験技術などは特別なものはない.石垣島の医師が子ども三人を東大理Ⅲはじめ医学部に入学させたエピソードは,ちょっと変わっていて印象的.
中国新聞の連載が元.憲法改正問題に関して,国民の間で議論が尽くされていないと指摘する.国際協力についても,日本は自衛隊による武力協力よりも経済的協力が得意分野だと指摘.理論家でない現実主義者としての政治家の顔をのぞかせる.
日経新聞まとめ読みといった印象.小泉政権の経済政策の失敗を指摘,弱者切り捨ての政策を批判.