800トン再処理で,47,000人の経口致死量.

国民はこの施設の危険性について,十分に情報を得ているとは言えない.広域での発ガン率や胎児奇形発生率の上昇が懸念される.

海に放出される大量の放射能三陸の豊かな漁場を汚染します
 海水中に放出される放射能は、やはり800トン再処理の場合、年間47,000人の経口致死量、年摂取限度では3億3千万人分に相当します。こんなにも大量の毒物を公の海に放出することがどうして許されるのでしょう。
 六ヶ所再処理工場における放射能放出管理は実にずさんで、年間放出量だけで管理され、一時的に大量放出されることは許されるようになっています。海に放出される廃液では、一般の原子力施設の場合と区別して放射能濃度規制は取り払われ、たとえばトリチウム原子力施設の濃度規制値の2000倍以上の濃度で日常的に放出されます。事実、アクティブ試験計画書には、大気中濃度測定は予定されているものの、海水中濃度測定の項目は見当たりません。